SIDE EFFECT

Photo by Prasesh Shiwakoti (Lomash) on Unsplash

昨日も雪がチラつきましたが、昨シーズンは一度も行けなかった雪山に、今年は何度か行けそうな気がして、ココロオドル森田です。

一方でその高揚感を静かに沈めるのが、ブログネタの枯渇です。
何をとりあげようか悩んだ時は、ふと感じた何気ない疑問を掘り下げて、なんとかカタチににする、そんな訓練をしてみようと思います。

国内発生から毎日、聞かされる「新型コロナウイルス感染症」のニュース。ついに一年が経ちました。最近の話題と言えば、ワクチン接種についてです。
「副反応」というワードをやたら聞きますが、「副作用」はいつからNGワードになったの?と感じました。

「答えはNetに在る」の信条から早速検索しますと、一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会 予防医療・健康増進委員会 ワクチンチーム(長っ!)様がお子さんにも分かりやすいよう平易な表現で素晴らしくまとめられていました。
それによると、「副作用」は広い意味で有害の有無を問わない主作用と異なる作用を指すのに対し、「副反応」はワクチン接種という限定的な医療行為における因果関係のある、あらゆる好ましくない出来事と定義されています。

私が書き直すと途端にダメな表現になってしまいますが、要するに「副作用は広く、副反応はより限定的」ということでしょうか。
単純に「副作用」の方が、一般生活者の拒否感が大きいから、それを避けているという意見もありますが、きっと「新コロに対するワクチンはどんな好ましくないことが起こるかわからないので、それを表現する場合は『副反応』で統一しましょう」とメディア各社で申し送りが行われたものと想像します。

ファイザー&ビオンテックも、モデルナも生ワクチンや不活性ワクチンではなく、mRNAという種類のワクチンだそうで、その製造方法はウイルスの遺伝子から免疫効果を誘導する遺伝子配列を探し、それをもとに遺伝子を設計し、生産するとされています。
そちら方面に全く明るくない私は、「人が遺伝子を設計し、生産するってどういうこと??」という感覚です。

昨年11月に日本薬剤疫学会など4学会共同声明で新型コロナワクチンの国内承認にあたり、ワクチン被接種者全員を登録、追跡する医療情報システムの構築とワクチン接種の効用、副反応(副作用)の情報共有を提言したとのことですが、どのように受け取られ、その準備は為されたのでしょうか?

岐阜では今月下旬から国立病院機構・長良医療センターの医療従事者の皆さんを対象にワクチン接種が始まります。
想定しない新しい副反応(副作用)の可能性を考えると、接種自体や今後の収束についてココロオドラナイ私です。皆さんはどうお考えでしょう?