悪友、親友

UnsplashQuaritsch Photographyが撮影した写真

今年も残すところ、あとわずか。
お気付きではないかもしれませんが、私だけ当ブログを二週間ごと更新しております。
次回は一年の感謝を述べて終わると思います。
今回は全く面白くなく、ネタとしても相応しくありませんが、書かずには気持ちの整理がつきませんので、自慰行為と思われようが書き殴ります。

番組と番組の間に見る、ありがちな事故のニュースが身近な人物だったことを想像したことがありますか?
アンドウ、XXくんが死んだとか、ふざけたウソを広めようとしたバチが当たったんだな。
若い頃は無茶苦茶だったのに、ウチの奥さんにはジェントルだったのは、大人になった証拠か?
オマエと見て盛り上がったのは、スクールウォーズ、マッドマックス、食人族。他にも、、、忘れているだけで、きっとそれだけじゃないな。
公団の一室、二段ベッドと小さなテレビ、熱帯魚のいる水槽。勿体ない吸い殻は格好つけの証。
いつも三人で溜まっていたのはデュラン・デュランやカルチャークラブを聴いたアンドウの部屋でした。

12/5金曜深夜にそのアンドウが亡くなりました。
それを知ったのは週明け月曜の夕方、悪友ハマナからの珍しいLINE通話からでした。
中学時代の同級生、いわゆる地元のツレというやつですが、アンドウは随分前から地元には居ません。
高校もちゃんと卒業したかどうか、、、。私が大学生の頃に第一子の誕生祝いを持って小牧(大口町だったかも)に届けた覚えがあるので、それぐらい鵜沼から離れています。
20代30代はたまに連絡を取る程度でも、再婚した、その奥さんとも離婚した、転職したなどはもちろん把握していました。
それがまた、関係が濃くなったのは、この10年ほどです。毎年夏に決まって魚突きに行くのが恒例行事でした。
日本海までの行き帰り、他愛もない話に花を咲かせ、お互いこの一年どう過ごしていたか、今の仕事の状況がどうか、次に何をやるつもりか、一日海に入り疲れた体で今日は何を食って帰る?とあれこれ店を探したのも良い思い出です。

ほかにも、雪の伊吹山に板を担いで登り、一気に滑り降りたこと。
無呼吸症候群で寝てる間に死ぬかもしれないから、やりたいことはいつもチャレンジしていると言っていたこと。
各務原アルプス、涼しくなったら行くか?と約束したこと。
長期休みをとってマイナーな国を旅した話はいつも羨ましく聴いていたこと。
マラソンやトライアスロンも何度か誘われたけど、そのうちな!というスタンスでいたこと。
代わりに二輪免許ちゃんと取って、ツーリングも良いなと思ってたのに。

長距離ドライバーで大型トラックに乗っていた彼が、バイクでいる時に別の運送会社の飲酒運転ヤロー(しかも代表者)に轢き殺されました。
全く笑えない。来年の海はハマナと2人でアンドウの思い出話ししながら行けってのか?それの何が楽しいんだ!
三バカだったから子供に戻ってクソ笑えたのに、こんなオッサンになっても、このままこんな感じでジジイになれると思っていました。
突然過ぎて何か壊れた感じになっていたのが、書いていてやっと涙が出てきました。

また船借りて船長してもらおうと思ってたんだ。こだわりコーヒー対決や、一緒に長期縦走も良いなと思ってたんだ。もちろん新しい遊びもな。
ここに書けないホントにくだらない話でハラを抱えることはもうないけど、オレはオマエの一部でできている。今頃親友だったと気づいたよアンドウ。安らかに。
彼が54年の生涯を閉じた今、私の感情を記録としてここに残します。

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