ゴッホ・アライブ

ずっと行ってみたかった美術館がありました。兵庫県立美術館。神戸のJR灘駅から徒歩すぐの海に面して建つ美術館です。

今回そこで日本初上陸の没入型展覧会『ゴッホ・アライブ』が開催されるというので是非観たい!行きたい!と思って5/20に友人を誘って行ってきました。実は3月まで名古屋でも開催されていましたが、私の中では兵庫県美に行くことに意味があったものですから。

JR西日本の格安切符「シャトル切符」を使用して穂積駅から乗車、10時少し過ぎには現地に到着しましたが既に長蛇の列。人気の高さがうかがわれます。

私自身が特にゴッホが好きという訳でもないのですが(作品も『ひまわり』しか知りません)、「芸術にエンターテイメント性を加えた五感で楽しむ展覧会」となれば興味津々。会場の四方の壁と床の10ケ所くらいにゴッホの生涯の作品が時代順に投影され、クラッシック音楽のリズムにのせて変化したり、一部がアニメのように動いたりします。ゴッホの精神状態の変化に伴う作風の変化なども良く分かりました。

人の混雑がすごいので残念ながら“没入”という感覚はありませんでしたが、1回の上映?時間が40分程度なので2回目は奥へ奥へと進んで床に座り込んで鑑賞したので十分堪能できました。

(会場奥の方には小さないすやビーズクッションがいくつか置いてありましたので、人が少なければそこにゆったりと座して自分が作品に溶け込むような感覚になれたのかも・・・)

空気がピーンと張りつめたような静かな空間でゆっくりと実物の絵を鑑賞するのも好きですが、今回のように大迫力の映像と音で作品を体感する経験も新鮮で楽しかったです。

近くの王子動物園にも行ってみたかったのですが、現在はパンダのタンタンの観覧が中止されているので今回はあきらめました。

私事ですが、6月末で弊社を退職することとなりました。
在職中に頂きましたご縁やご厚情に深く感謝いたします。ありがとうございました。