久しぶりに伊坂幸太郎を読みました。多分10年ぶりぐらい。
ヒロキとばったり会ったあの本屋の古本コーナーで、妻に負けじと何か買ってやろうと手にしたのは「死神の精度」でした。(今更ですが)
物語に何が重要なのか、私にはよくわかりませんが、彼の人気はきっとこういうところなんでしょう。
死ぬのが怖い生まれてくる前のことを覚えてるのか? 生まれてくる前、怖かったか? 痛かったか? いや死ぬというの、そういうことだろ。生まれる前の状態に戻るだけだ。怖くないし、痛くもない
人間が作ったもので一番素晴らしいのはミュージックで、もっとも醜いのは、渋滞だ。それに比べれば、かたおもいなんていうものは大したものではない
誤りと嘘に大した違いはない。五時に来ると言って来ないのはトリックだ。微妙な嘘というのは、ほとんど誤りに近い
私は、人間の死についてさほど興味がない。人の死には意味がなく、価値もない。つまり逆に考えれば、誰の死も等価値だということになる
短編です。どれも楽しく読めますが、飛ばさずに順に読むことをお勧めします。「死神対老女」なるほどね。

