クチネリ

UnsplashClark Tibbsが撮影した写真

経営者・従業員とも素敵な職業人生の一端に触れられる名著といえば、坂本先生の「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズが有名ですが、最近読んだ書籍からイタリアの素晴らしい経営者とブランドの存在を知りました。

いつものことながら、パクリ そのフレーバーを散りばめてご紹介。

何よりも大切な存在が、職人。ブランドのクオリティーを左右する要の存在だからだ。単なる工員ではなく「アーティストである」との考え方から、尊敬の意を込めて、アートの意味を含む「アルティジャーニ」(職人)と呼ばれている。

もうけを抑えてでも、仕事に見合った給料を支払うことで、クオリティーは維持され、結果的に成長につながる。これは、ビジネスにおいて正しい考え方なのです。

「都会よりも田舎の方が豊かな生活が送れる。人間について語り合う場所」として、ソロメオ村の丘の上に立つ城と集落を修復し、工場ができた。

「環境が良ければ、想像力が高まり、仕事ははかどる」。労働時間は、健康を第一に考えた設定で、ソロメオ村や近郊に住む職人は、家族と過ごす時間をしっかり確保している。

職人を育てるアカデミーも始まった。メンディング(修繕)とリンキング(ニット縫製)などの職人技に加えて、英語や建築、哲学が学べる。世界の書籍が揃う図書館もある。「社会において職人技術の崇高さを復活させ、専門的な仕事にふさわしい賃金が得られるようになること」を目的に、多くの学生を迎えている。

働く人の尊厳を第一に考える。「人間の価値を大切にする仕事」を強く願うようになった。全ての社会的階層の人々が70人以上集い、互いを尊重する雰囲気のなか、政治や宗教について語りあった。そのなかで哲学に興味を持ち、根幹になる考え方が固まっていった。

「ゆったりとノーマルなペースの暮らしに戻るべきだと思います。家族との時間を持ち、自分の考えを反芻(はんすう)できるように。人間性を損なわないように行動することが大切なのです。」

「利益を生み出すことは、事業の本質的な部分です。しかし、最も大切なことではない。お金というのは人々の成長と生活をより良くするために使われてこそ、初めて本当の価値を持つ。これが我々の最終目的です。」

この魅力的なブランドはその名も、ブルネロ・クチネリ

カシミアのセーターは15万円ほど。何かあったら怖いので、公式の画像をお借りするのもやめておきます。

1972/2生まれ、A型水瓶座 知的で聡明、頭の回転が速く、自分の言葉で物事を語れる男。 観察力が鋭く、クールで現実主義的な一方で、理想を追い求める一面も。 常に自分を磨き続けるストイックさから周りからの尊敬は絶大。 (ふざけるのはココだけにしておきます。)